2022-2023年度のもう一つの新しいトピック、言語コースの創設をご紹介します。
ご存知のように、LFIKはフランス在外教育庁ネットワーク内の他の学校と同様に、できるだけ豊かな教育を目指し、多言語・多文化教育を推進しています。そのため、私たちはこの一年、家族の期待に応え、生徒たちの意欲に応えることができる真の語学コースの実現に向け、強い決意を持って取り組んできました。
コース創設の概要:
- 私たちは、すでにあるものから始めました。実はすでにコースがあるのです。それは、「日本語スピーカー」コースです。既に多くの家族が選択しているこのコースとその時間数を維持することを目的としました。今回はPSからそのコースを開始、また、日本の大学に進学する生徒に対する個別支援のあり方を見直しました。
- もう1つのポイントは、英語です。英語を大幅に強化したかったのです。今までなかった「英語スピーカー」コースを作り、また、「日本語スピーカー」コースを受講する生徒を含め、すべての学生がより持続的に英語を練習できるようにします。
コースの構造 :
– 両コースとも、入学試験や前提条件はなく、すべての学生が参加できます。生徒の言語的プロファイルに合わせた適応が行われます。
– コースの選択は、PS~Taleまで。
– 担当教員と協議の上、年度ごとにコースを変更することも可能です。
– 各学年に合わせた週単位のボリュームで、段階的に採用していきます。「日本語スピーカー」コースには英語の時間も含まれ、「英語スピーカー」コースには日本語の時間も含まれます。生徒のコースにかかわらず、クラスの生徒全員が一緒に勉強する時間と、コースごとに勉強する時間があります。語学の習得の時間(英語または日本語)、そして、外国語を使って習得する時間(公式なフランスカリキュラムを日本語または英語で学ぶ)ということです。
– この時間は、特定のスタッフ、現代語教師(他の教師との連携や幼稚園小学校教員との連携の場合もある)が担当します。
– 中等教育部門(6EME以降)では、表中に、フランス教育省プログラム(6EMEから英語、5EMEからLV2、5EMEからラテン語可能)の必須言語時間に追加するコースがあることが記載されています。
– また、FLE(外国語としてのフランス語サポート授業)は、以前からあるシステムです。これにより、新しく来た生徒がすぐに溶け込めるように、またフランス語が学習の障害にならないようにサポートすることができます。年末に新たな受け入れシステムのプレゼンテーションを行う予定です(9月の年度始めには実施予定です)。
もっと必要な生徒には?
– ご存知のように、各クラス内の時間割は延長できません。私たちの学校は認定校であり、時間数は遵守しなければいけません。私たちが提案するコースにより、すでにこの上限に達しています。しかし、保護者や生徒の中には、日本語であれ英語であれ、現代言語にもっと触れたい、取り組みたいと考えている人もいることでしょう。そこで、授業時間外の時間帯(曜日を決めて、15時30分から17時まで)に、補完的に提供することを提案したいのです。
– 1.5時間の枠で提供されるこのサービスは、現行のAPSと同様、追加の語学学習時間を提供し、4つの異なる「プロファイル」のニーズに対応するよう設計されています。
> 日本語コースの生徒で、日本語を更に勉強したい生徒のための週1回(1.5時間)の日本語講座
> 英語コースの生徒で、もっと日本語を学びたい方のための週1回(1.5時間)の日本語講座
> 日本語コースの生徒で、もっと英語を学びたい生徒のための週1回(1.5時間)の英語講座
> 英語コースの生徒で、英語を更に勉強したい生徒のための週1回(1.5時間)の英語講座
– この提案は、PSからTerminaleまでのすべての生徒を対象としています。最少催行人数は3人です。
– この講座に関するお知らせは、今後数週間のうちに行われる予定です。
手順:
– 明日お送りする再登録のお知らせにあるリンクから「英語」または「日本語」コースを事前に選択することが可能になります。もし、まだ迷っていたり、もっと情報が欲しいということであれば、問題ありません。再登録の段階での選択は示唆的であり、決定的なものではありません。5月上旬に最終的な選択をするために、再度ご連絡を差し上げます。
– コースについて質問がある場合は、事務室や教員チームに遠慮なくご相談ください。
このような語学コースの開設は、長い時間をかけて実現されたものです。LFIKチームは、9月から生徒たち、保護者代表の学校運営評議会、そしてもちろん理事会のメンバーとともに、言語能力という、子どもたちに最高のツールを与えるために取り組んできました。
新年度から適用されるこの新しい取り組みが、皆様にご満足いただき、ご期待に沿うものであることを期待しています。