みこし、外国人の子も担い手に 東山の三嶋神社
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外国人の子どもも担ぎ手に加わり、地域を元気に練り歩いた子どもみこし(京都市東山区上馬町)
京都市東山区の三嶋神社の神幸祭が15日、営まれ、子どもみこしが地域を元気に巡行した。今年は市内の外国人の子どもも担ぎ手に加わり、日本の伝統文化の一端に触れた。
神幸祭では例年、約130人による大みこしの巡行に加え、地元の子どものみこしが祭りを盛り上げる。子どもみこしは3基あるが、少子化のため近年は2基だけが巡行している。
前宮司が国際交流に取り組む京都烏丸ライオンズクラブ(下京区)の会員である縁で、同クラブが外国人の子どもの招待を検討。もう1基を活用できる利点もあり、関西フランス学院、京都インターナショナルスクールに参加を呼び掛けた。
この日、雨の影響で子どもみこしは1基だけが巡行し、コースも半分の約600メートルに短縮した。外国人の子ども約30人は青色の法被を身にまとい、地元の小中学生約50人と「わっしょい」と声を合わせ、地域を練り歩いた。
京都インターナショナルスクールに通う村尾キアナさん(11)は「たくさんの人と一緒に重いみこしを持ち上げるのは面白かった」と喜んでいた。